居眠り運転・運転中の眠気
居眠り運転・運転中の眠気

北越谷駅前さくらメンタルクリニックでは、皆様の心と体の健康、そして安全な日常生活をサポートしています。日中の強い眠気は、単なる疲れと見過ごされがちですが、特に運転される方にとっては重大なリスクとなり得ます。ここでは、居眠り運転や運転中の眠気と、その背景にある可能性のある睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてご説明します。
運転中の眠気は、飲酒運転と同等か、それ以上に危険な行為であることをご存知でしょうか。眠気が生じると、判断力や注意力が著しく低下し、視覚情報や聴覚情報の処理能力も鈍ります。その結果、以下のような状況を引き起こし、重大な事故につながる可能性があります。
反応速度の低下
前方の車の急ブレーキや信号の変化などに対する反応が遅れ、追突事故を起こすリスクが高まります。
集中力の低下
走行車線の維持が困難になったり、標識や周囲の状況を認識できなかったりするため、車線逸脱や見落としによる事故につながります。
一時的な意識の喪失
(居眠り)
数秒から数十秒の居眠りであっても、高速走行中であれば数十メートルから数百メートルも意識のないまま走行することになり、重大な事故に直結します。
判断能力の低下
とっさの状況判断が鈍り、危険を回避するための適切な操作ができなくなることがあります。
警察庁の統計によると、居眠り運転による死亡事故率は、飲酒運転による死亡事故率を上回ることもあると報告されており、その危険性は決して軽視できません。
運転中の眠気には様々な原因が考えられますが、特に注意が必要なのが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり、浅くなったりする病気です。これにより、脳が酸素不足となり、そのたびに覚醒を繰り返すため、十分な睡眠時間を取っていても、質の良い深い睡眠が得られません。結果として、特に運転中に抗しがたい眠気に襲われるほか、集中力・記憶力の低下、倦怠感、疲労感が日中に現れることがあります。また、慢性的な睡眠不足は、イライラ感や気分の落ち込みといった精神的な不調を引き起こすこともあります。
SASによる眠気は、本人の自覚がないまま症状が進行していることもあり、気づかないうちに事故リスクが高まっているケースも少なくありません。
SAS以外にも、運転中の眠気を引き起こす要因は多数あります。
睡眠不足
普段から睡眠時間が足りていないと、日中の眠気が慢性化します。
睡眠リズムの乱れ
不規則な生活や夜勤などにより睡眠リズムが乱れると、深い睡眠が妨げられやすくなります。
病気・薬の影響
風邪薬や花粉症の薬など、眠気を誘発する成分を含む薬を服用している場合や、うつ病やナルコレプシーといった他の睡眠障害が原因である可能性もあります。
疲労の蓄積
長時間の運転や肉体的な疲労が蓄積すると、眠気が生じやすくなります。
単調な運転
高速道路など、単調な景色が続く運転環境は、眠気を誘発しやすい傾向があります。
睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、その重症度や日中の眠気の程度によっては、運転が制限されることがあります。道路交通法では、運転に支障を及ぼすおそれのある病気について、その申告義務や免許の取り消し・停止に関する規定があります。SASによる日中の強い眠気は、運転中に意識レベルを低下させ、居眠り運転などの重大事故につながる可能性があるため、治療が完了するまでは運転を控えるよう指導されることがあります。
特に、プロのドライバーの方や、日常的に運転される方は、ご自身の安全だけでなく、他者の安全のためにも、SASの診断を受けた場合には必ず医師の指示に従う必要があります。治療によって眠気が改善し、安全な運転に支障がないと判断されれば、運転の再開が可能です。ご自身の状態が運転に影響を及ぼすかどうか不安な場合は、必ず医療機関にご相談ください。
北越谷駅前さくらメンタルクリニックでは、居眠り運転のリスクにつながる日中の強い眠気でお悩みの方に対し、心療内科の専門的な視点から原因を探り、安全な運転をサポートします。
運転中の眠気は、単なる疲れではない、体の重要なサインである可能性があります。特に、ご自身で気づかぬうちに居眠りをしてしまう場合や、会議中、信号待ちで眠ってしまうといった症状は、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害が背景にあることも考えられます。
当院では、患者さんの生活習慣、睡眠の質、精神的なストレスなどを詳しく伺い、眠気の原因を総合的に評価します。もし睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、専門的な検査や治療が可能な医療機関へのご紹介を行い、連携してサポートします。また、眠気から生じるイライラ感や集中力低下といった精神症状に対しても、カウンセリングや必要に応じた薬物療法で心の健康をサポートいたします。
運転中の眠気は、ご自身だけでなく周囲の命をも脅かす危険なサインです。「運転中に眠くなることが多い」「居眠りをしていることがあるようだ」と感じたら、放置せずに当院にご相談ください。心の健康の専門家として、皆様の安全と安心な暮らしを支えます。
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